珈琲コラム
2017.12.01
珈琲鑑定士コラムVol.66~「ベトナムのコーヒー事情」
現在ベトナムは、ブラジルに次ぐ世界第2位のコーヒー生産国に躍進しています。
栽培している品種は主にロブスタ種で、栽培が容易なことから増産がしやすく、病害虫に強いという特徴があります。
但し、品質は低級品のため価格は低価格で取引されており、主にインスタントコーヒーや低価格の缶コーヒーの原料として使用されています。風味的には、苦味が強く、香りも独特の香りがします。
近年、品質の高いアラビカ種の栽培にも力を入れてきておりますが数量としては少なく、市場での認知度が低いのが実情です。
ベトナム現地で飲まれているコーヒーはロブスタ種のコーヒーで、練乳を入れて飲むのがベトナム式のコーヒーとなっています。
日本でも、低価格レギュラーコーヒーには、ベトナムコーヒーが使用される事が多くなってきており、知らず知らずにベトナムコーヒーを飲んでいる方も多くいらっしゃると思います。
ベトナム人は勤勉なことからコーヒー生産国として益々の発展が期待され、ベトナム国内の消費量も増加していくと予想されます。
ブラジル公認コーヒー鑑定士 井口周一
March, 2016
コツコツまじめに作って、今やコーヒー生産国世界第2位のベトナム。
アラビカ種の生産も増えてきているようで、最近は現地の若者は練乳を混ぜえて飲む“ベトナム式コーヒー”ではなくアラビカ種を使ったコーヒーを飲んでいるそうです。
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