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珈琲コラム

2017.12.15

珈琲鑑定士コラムVol.68~「アメリカのコーヒー事情」

アメリカは世界最大のコーヒー消費国であり、全世界の約3分の1がアメリカ一カ国で消費されています。
日本は、アメリカ、ブラジル、ドイツについで世界第4位の消費量を誇り、世界の約10%を消費しています。

世界のコーヒー取引所はニューヨークとロンドンにあり、ニューヨークでは主に高品質の品種であるアラビカ種のコーヒーが取引されています。世界のコーヒー価格がニューヨーク取引所で決まっていると言えます。

“現在、アメリカのコーヒー市場は、最高級品から低級品まで幅広く売られており、コーヒー市場の最先端を走っています。”
マクドナルド・スターバックス・ブルーボトルコーヒーなど、様々なチェーン店がコーヒーを扱い、品質・価格において多用なコーヒー市場が形成されています。

コーヒーは、日用品でありながら、嗜好品でもあり、特殊な要素を持つ飲料といえます。よって消費者がコーヒーに求める要求事項は多様で、同じコーヒーでも産地・銘柄により、風味・価格など幅広く選択肢が広いのもコーヒーの特徴と言えます。

“アメリカでもコーヒーの風味に関して、農園ごとに大きく違うことが認識されるようになっており、”その結果、価格も差が広がる傾向にあります。

高級コーヒーであるスペシャルティコーヒー市場が世界的に広がる要因はアメリカコーヒー市場の変化が大きく影響しています。

ブラジル公認コーヒー鑑定士  井口周一
May, 2016


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