珈琲コラム
2011.11.14
珈琲鑑定士コラムVol.15~ドリップバッグ パナマバルマウンテンコーヒー
様々な国で大事に栽培され、私たちのもとに届いているコーヒー。
今回はドリップバッグコーヒーの利点についてカフェ工房のブラジルコーヒー鑑定士に聞いてみました。
中米パナマ共和国とコスタリカ共和国との国境にパナマ最高峰バル火山(標高3,475m)があります。
そのふもと(ボケーテ町)は、太平洋側に面したこうばいの比較的緩やかで肥沃な火山性土壌と独特の気象環境によって雨季と乾季がはっきり分かれる事からコーヒー栽培に適しています。
中米一と言われる灼熱の太陽の国にもかかわらず標高差による温暖な気候の影響で、力強いコクを持つパナマコーヒーが生まれます。
中米の他のコーヒー生産国との違いは、酸味が少ない代わりにコクと香りが強くブラックで飲まれる方やミルクを入れて飲まれる方どちらにも本格的なコーヒーの風味が楽しめます。
ドリップバッグにすることで簡単にレギュラーコーヒーを楽しめることから人気商品となっています。
ブラジルコーヒー鑑定士 井口周一
November, 2011
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