様々な国で大事に栽培されたコーヒー豆をおいしく飲もうコラム♪
今回はカフェ工房のこだわり石焼焙煎機についてご紹介したいと思います。
まず、はじめに
【良い焙煎機とは?】
焙煎機は色々なタイプがありますが主流は、ドラム状の筒が回転しガス熱風によって焙煎するものです。
ドラムの中でコーヒー豆が回転し掻き混ぜられることで熱が均一にコーヒー豆に伝わるようになっています。
基本的な焙煎機の仕組みは100年以上前から変わらっておらず、電子機器の発達で焙煎機内の熱風・コーヒー生豆の温度をコントロールすることが容易になり、目標とした焙煎度合にまでコーヒー豆を焼き上げる事が制御しやすくなりました。
熱風、排気のコンロトロールがしやすく、気温や湿度による変化を受けにくい耐久性があるものが良い焙煎機と言えます。
【石焼焙煎機とは】
石焼焙煎は、石を熱することで発生する遠赤外線により焙煎するもので、石焼芋と同じ効果を狙っています。
遠赤外線で焙煎することによりコーヒー豆の内部から熱が伝わる事で外と中が同時に均一に焙煎されるので焼きムラを防ぎマイルドで爽やかな味のコーヒーに仕上がります。
炭焼き焙煎は、炭の火力で焙煎するものです。
遠赤外線効果は同じように得られますが火力のコントロールが難しく、いつも均一に焼くことが難しいことから大量焙煎にはむいておらず、近年は少なくなっています。
焙煎機は個々の機械により微妙に違うためその機械の特徴を理解し使いこなす迄に時間がかかります。
焙煎機とコーヒー豆の特徴を理解し適切な焙煎を行うのはさすがに人間の経験による判断力によるところが大きいと言えます。
ブラジルコーヒー鑑定士 井口周一
May, 2012
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