珈琲コラム
2012.06.08
珈琲鑑定士コラムVol.22~美味しいアイスコーヒーとは
今年も暖かい季節に向けてアイスコーヒー作りが始まりました!
数量限定で試作品を訳あり販売中です☆
そして、今回のコーヒー鑑定士コラムは
【美味しいアイスコーヒーとは】です。どうぞご覧ください。
【美味しいアイスコーヒーとは】
夏場、アイスコーヒーを飲む機会が増えてきますがアイスコーヒーも最近では多様化してきています。
(1)
缶・ペットボトル又は紙パック入リの“液体アイスコーヒー”
(2)
インスタントコーヒーを水で溶かして作る“インスタントアイスコーヒー”
(3)
レギュラーコーヒー(アイスコーヒー専用豆)をペーパーフィルターを使い、お湯で抽出し氷で冷やして作る“本格アイスコーヒー”喫茶店やコーヒー専門店の作り方
(4)
冷蔵庫にて、パック入りレギュラーアイスコーヒー粉を水を入れたポットにつけて作る”水出しアイスコーヒー”
上記の様に同じアイスコーヒーでも個々の商品によって特徴がありますので説明させていただきます。
(1)
液体アイスコーヒーは、すぐに飲める便利さから近年では急速に消費が伸びています。
しかし長期保存が出来るように添加物(香料など)を入れている場合もあり、必ずしも原材料が100%コーヒーと言うわけではありません。
作りたての美味しさを味わうというのは難しいですが、製造技術の向上もあり年々レベルアップしてきているのも事実です。
(2)
インスタントアイスコーヒーは昔から作られている馴染のあるアイスコーヒーです。
簡単に作れる事やアイスコーヒーにミルク、ガムシロップを入れて飲む方が多く、コーヒーの味の違いが分かりにくいこともあり広く普及したアイスコーヒーになっていますが近年、ブラックで飲まれる方が増えてきたこともあり味にこだわる方は、レギュラーコーヒーで作る本格アイスコーヒーを選ばれています。
(3)
本格アイスコーヒーは、美味しさを求めるならこれに限ります。
手間はかかりますが、アイスコーヒー専用に深煎りされた豆を使うことで香り味ともに豊かで深い味わいが楽しめます。
(4)
水出しアイスコーヒーは、最近増えてきたアイスコーヒーです。
アイスコーヒー専用に深煎りされた豆を使うところまでは本格アイスコーヒーと同じですが、水で時間をかけて抽出するところに違いがあります。
お湯で抽出すると苦味のもとであるタンニンが出てしまいますが、水で抽出するとタンニンが出ない為まろやかですっきりとした味わいになります。
喉ごしがよくブラックでアイスコーヒーを飲みたい方に向いています。
作り方が簡単で一晩つけておくだけという利便性もありリピーターが増えています。
アイスコーヒーも様々な商品がありますが美味しく飲むためには、やはり鮮度が重要です。
作り置きして長く保存すると風味を損ないますので、ご注意下さい。
ブラジルコーヒー鑑定士 井口周一
June, 2012
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